幻想的な夜のアムパワー水上マーケット
現実にあるとは信じられない水の都の夜の姿
そこに行けばどんな夢も叶うという水面に映る運河の夜景とホタルの淡いひかり。アムパワー水上マーケットはタイに来たら是非訪れてほしい夢のような世界です。バンコクから西へ離れたサムットソンクラーム県に、このような幻想的な場所があるとは誰も想像できません。ここに住むタイの人達が長いあいだに作り上げた伝統の景色。活気のある運河沿いの夜市。臨海県ならではの美味しいシーフード。全てが完璧な体験です。
アムパワーの場所
アムパワー水上マーケットはバンコクから西へ90kmほど行ったところ、車ですと渋滞などの問題がなければ2時間ほどで行ける場所です。
わたしたちは夜のアムパワーを目指してたので、午後15時くらいにバンコクを出ました。そしてアムパワーに到着したのは17時ちょっと過ぎくらいでしたでしょうか。
まだ明るいうちに市場を散策
まるで聖なる川かと思う雰囲気。
延々と橋を渡る人が絶えません。すごい人出。
土曜日とあって、まだ明るいうちから大勢の観光客のみなさんで賑わっておりました。
まずは橋にかかるこの看板は写真に収めてください。
運河べりのお店はどこも大盛況。
お店がどこまで行っても終わらない幸せ。
なぜか美味しそうなアジの煮しめ(ウィズトマト)。
アムパワー名物・アジを模した抱き枕。この旅いちばんの収穫。欲しいでしょ??
ちなみになぜタイのアジの頭は「グキッ」と折ってあるかというと、この円形のワッパの中に入れて蒸すために頭を折っているんですね。なんか可愛そうですが、まあどうせ美味しく頂いちゃうし。
夕方なので、こういう川辺りのおしゃれなレストランも用意されています。見えるのはメークロン川です。
ではそろそろナイト”ホタル“クルーズへ
じつはこのアムパワーのある運河は、先程もちょっと登場したメークロン川につながっています。そしてメークロン川の川辺に生えているランプーンという樹に、夜になるとホタルが集まるのです。
アムパワーの船着き場から出てる舟に乗って、この夜の川岸に光るホタルを見に行くことになりました。
途中、まだ日が落ちきらないうちはこんな素敵なお寺にも寄ってくれます。タイらしさ満点です。
夜の川風に吹かれながらどんぶらこ
だんだん暗くなって、メークロン川にも夜がやってまいりました。さてホタルは見れるでしょうか。
写真でお見せできないのが本当に残念ですが、ホタルは、いました。柳のように葉を川面に垂らしたラムプゥー (ลำพู) という樹の葉のなかで、針の先のようにチカチカと光っていました。白い光で鋭く光る感じでした。残念ながら揺れる舟の上ですから、三脚があっても撮影は不可能です。これは実際に行って見るしか手がありません。
が、ちゃんとホタルがいたので、良かったです。船頭さんも親切に何度も岸辺に舟を停めて、わたしたちにホタルを見るチャンスを作ってくれました。
最後にふたたびアムパワーに戻ってお別れを
ホタル観察を終えて、ふたたびアムパワーに戻ってくると、ちょうど夜市がパワー全開。
川の舟のうえで焼いて、陸地のテーブル客にサーブするおもしろいシステム。
大人気のアイスクリーム屋さん。行列!
参道は夜も人切れすることまったくなし。
夜も増してきて、ひときわ美しくなるアムパワー水上マーケット。
別れがたい思い出の地になったアムパワー
わたしたちがバンコクに戻るためにアムパワーを散策を切り上げたのは夜の8時。アムパワーに到着してからたったの3時間後でした。え?たったそれだけの時間のなかで、こんなに濃密な体験をしたのかと、驚きでした。
次回はゆっくりと泊まりで訪れようと思います。また来ます、アムパワー先生。
取り扱いツアーの紹介